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7つの自由とは?
ここでご紹介する「7つの自由」は、本田直之氏の著作「7つの制約にしばられない生き方」を参考にしています。
この本を読んだ時には私は既に独立起業してからしばらく経っており、ある程度自由な仕事のスタイルを実現しつつありましたが、書籍のテーマである7つの制約の概念を知ることで目指す自由の有り方がより明確になりました。
本書が挙げる「7つの制約」は以下の通りです。
時間の制約
場所の制約
働き方の制約
人間関係の制約
服装の制約
お金の制約
思考の制約
いかがですか?
これは著者の考える囚われたくない成約であり、書籍内にて「人によってはもっと違ったものもあるかも知れない」と語っていますが、多くの人にも当てはまる項目が多いのではないでしょうか。
書籍の中ではこれらの制約から自由になるための考え方やスキルについて解説していますが、それぞれの制約についてはあまり掘り下げては書かれていませんでした。
そこで、ここでは私なりにそれぞれの制約と自由について考えてみたいと思います。
時間の制約について
社会人になると時間の自由を失っていくのが世の中の常識と考えられています。
始業時間と就業時間が決まっていますし、その前後の準備や通勤時間を考えると、10時間は費やされます。
睡眠時間を仮に7時間、食事の時間を1時間として、残りは6時間程度。
残業の多い仕事であれば自由な時間はさらに少なくなります。
始業が9時と決まっていれば、多くの場合7時~8時台の満員電車に乗らざるを得なくなり、帰りの時間も同様です。
私は高校時代毎日満員電車での通学をしていたため、卒業する頃にはすっかり電車嫌いになってしまいました。
その頃から「電車に乗る仕事はしたくない」という考えがすっかり頭に染みついており、就職してから起業し現在に至るまで、ほとんど電車に乗らず、通勤時間が極めて短いスタイルを続けています。
どうすれば時間に縛られずに済むのか?
そのためには、まずは常識を疑うこと、工夫できないか考えることが第一歩です。
場所の制約について
従来であれば仕事は決まった場所で行うものでしたが、近年インターネットの普及により、ノートPC1つで仕事をするスタイルが当たり前になってきました。
場所の自由を得ることにより、海外を周りながら仕事をする、家で子供の世話をしながら仕事をする、お気に入りにのカフェで仕事をするといった人もいます。
もし起業を考えているのでしたら、いかに場所に縛られずに仕事ができるかも考えておくべきです。
具体的な対策としては、コアな業務は自身で行い、電話やオフィスが必須な業務はアウトソーシングするといった方法も考えられます。
働き方の制約について
「働き方」は時間の自由とも大きく関係してきます。
一般的な会社であれば1年中就労時間は変わることはないため見落としがちですが、働き方を変えることは人生において大きなインパクトがあります。
極端に言えば、1年のうち2ヶ月間集中的に働き残りの10ヶ月は遊んだり、やりたい趣味や勉強に費やすことも考えられるでしょう。
例えば引越し業は3月~4月がシーズンとなり、多くの会社ではオフシーズンの倍近い割増料金を取る事も珍しくありませんし、それでもやり方次第では多くの仕事が取れます。
その間集中して集客と現場をこなすことで、一般的なサラリーマンの年収分を稼ぐことも夢ではありません。
人間関係の制約について
人間関係をコントロールすることは、ストレスない人生において最も重要なポイントかも知れません。
固定された人間関係の中だけで仕事をしていると、性格の合わない相手とも付き合わざるを得ません。
もし会社の上司が嫌な人間だったら?誠実に仕事をしていても評価されなかったら?どうでしょう。
対策としては、副業で稼ぐ方法があります。
現在の会社での人間関係でストレスを受けたとしても、ある程度しっかりとした副収入があれば、いつでも辞められるという安心感につながりますし、不条理な待遇に強く出ることもでき、仮に辞めないにしてもストレスをコントロールできるでしょう。
服装の制約について
近年、仕事において必ずしもスーツを着なくても良いケースが増えてきたように思われます。
特にIT業界においては、多くの起業家が「私服が当たり前」というスタンスで仕事をされてきたのも大きいでしょう。
私個人としてはスーツやネクタイを着用するのが苦手でしたので、こういった傾向は大歓迎でした。
実際のここ10年以上、スーツやネクタイは冠婚葬祭の時にしか着ていません。
好きな格好で過ごすことは、ストレスを溜めないライフスタイルにつながります。
お金の制約について
「お金の制約から自由になる」と言うと、「たくさんお金を持って不自由なく使えるようになる」という意味に捉えられがちですが、私の解釈は少し違います。
というのも、年収が高かったり、お金を持っていても不幸になるケースが多々あり、稼ぎ方だけではなく遣い方もコントロールする必要があると感じるからです。
事業の調子が良くても生活レベルをコントロールする、お金を使わせようとする世間の常識に乗らない、といった意識がお金の制約からの自由につながります。
思考の制約について
最後は「思考の自由」を手に入れる事についてです。
この項目はこれまでの全てに影響を与える重要な要素です。
思考の自由を手に入れるということは、世間の常識に囚われず「自分オリジナルの視点で考える」という事です。
自分の普段何とはなしに信じている常識に対し、「それは本当に正しい価値観なのか?」と問いかける姿勢が大切です。
この事は必ずしも仕事や人生の課題から「逃げる」ことを推奨するわけではないことに注意してください。
むしろ必要な努力や苦労は文字通り「買ってでも」するべきですが、そうでない労力は避けなければなりません。
思考の自由を手に入れるための具体的な方法については、私が実践しているものも含めて本ブログで今後ご紹介していきたいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
私たちが常識と思っている様々な制約を改めて見直すことで、自由でストレスないライフスタイルに近付けることがイメージできたのではないでしょうか。
本書は非常に示唆に富む本ですので、興味がありましたら是非ご一読をお勧めします。
