ビジネスでアイデアや企画がまとまらないとお悩みの方へ!論理的に思考するための今すぐできるコツとは?

考えがまとまらないのは”あなたのせい”ではないかも?

ビジネスでアイデアや企画がまとまらないとお悩みのあなた。
そのまとまらない理由を自分の能力不足だと思い込んでいませんか?

実はそれはそ通りですが、同時にそれは大きな間違いです。
というのも、能力が足りないのはあなたではなくて、人類そのものだからです……と言うと大げさにも感じるかもしれませんが、実はこれが真実。

膨大な資料やファクトを処理するには、人間の脳は不便なつくりなのです。

人が短期記憶できる限界「マジックナンバー7±2」ってご存知ですか?

簡単に説明すれば、人間の脳は短期記憶では約7つの事柄しか覚えられないということです。
これは、世界中にある「7不思議」や「7つの大罪」「7大陸」に「7つの海」など、7の区切りを持った事柄が多いことからアメリカの心理学者ジョー・ミラーが提唱した考え方です。

しかしこれ、逆から考えれば「瞬間的に7つ覚えられなければ人並み以下」ということにもなります。
短期記憶は、資料の整理や脳内での事柄のまとめに直接かかわってくることですから、こうなってくるとやっぱり自分が劣っていたのでは?となってきますよね。

しかし、この説が違っていたとしたら、どうでしょう。

現在の定説では「マジックナンバー4±1」!

そう、実は短期記憶はそこまで優秀ではなかったというのが今では定説です。

しかも7ではなくて、たったの”4″。

ちょっと減りすぎな感じがありますが、これは2001年にネルソン・コウワンによって「マジカルナンバー7±2」を否定する形で提唱されたもので、今では主流になっています。

つまり、人間の短期記憶はすぐれた人でも5つが限界。
これでは、普通に考えているだけではまとまらないのは当たり前です。

考えをまとめるために今すぐできる「書き出し」

ならばどうすればいいのか、いっそ人間の限界とあきらめるべきなのか、といえばそんなことはありません。

答えは簡単、頭で覚えずに、書き出すというシンプルな解決方法です。

つまり、必要な事柄を、短期記憶で最大5つしか覚えられない頭の中で考えるのではなく、ノートやパソコン上に書き出して考えるということです。

言い換えれば、脳の外部メモリを用意するという考え方です。

そしてここで自分でまとめやすく情報を整理していけば、紙やパソコンに書いたものは消さない限り消えませんから、じっくりとそしてスッキリと頭に納めていくことが出来ます。

このように話すと、「書き出すだけで考えがまとまるなら苦労しないよ!」という声もよく聞きます。

はい。実はその通りなのです。
ここで重要なのは、ただ書き出すだけでは効果が薄いということです。

書き出しを思考整理に活かすためには、、書き出した思考のピースを構造的にまとめるノウハウ・ツールと組み合わせる必要があります。

以下に、私が有効と考える思考整理ノウハウ及びツールをご紹介します。

思考整理に使えるオススメツール

マインドマップ

引用:wikipedia

英国のトニー・ブザン氏が考案した思考ツールです。
中心から放射状にカラフルな思考の枝を展開していくマッピング手法で、多くの利用者がいます。

KJ法

引用:https://navi.dropbox.jp/kj-method

日本の文化人類学者である川喜田二郎氏が考案した手法です。
データをカードに記入し、そのカードをグルーピングすることで視覚的・触感的に思考をまとめることができます。

マンダラマトリックス

引用:https://newspicks.com/news/893396/body/

3×3の9マスの枠を描き、その中心のマスにテーマを設定し放射状に思考を展開していく手法です。
思考の枠が決まっているため、空いているマスを埋めようという心理が働き、展開もしやすいので、初心者でも扱いやすいツールと言えるでしょう。

野球の大谷選手が高校1年の時にこの方法を使用したという事で、話題になったこともあります。

私自身も後述するマッピング思考法を使い始めるまでは、このマンダラマトリックス法を好んで利用していました。

マッピング思考法


現在私がメインで利用しているのが、このマッピング思考法です。

FreemindやXmindといったPC上でのマッピングソフトを使い、放射状のマップに思考を乗せて展開していきます。

大きな特徴としては、マインドマップとKJ法の「いいとこ取り」をできるという点です。

マインドマップの枝状に思考を展開し、「俯瞰で全体像を把握できる」利点と、KJ法の「思考のピースの並べ替えやグルーピングができる」利点を両立したツールは今のところ他に思いつきません。

※マッピング思考法の具体的なノウハウにつきましては、本ブログにてご紹介していきたいと考えています。

まとめ

いかがでしたか?

脳の外部メモリとして利用できる様々なツールの中から自分に合ったものを見つけて利用することで、あなたの思考力は飛躍的に高まります。

是非、考えを書き出すこと思考ツールの活用を意識してみてください!

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